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鋼構造物工事
鋼構造物工事とは
私たちの身の回りには色々な鋼材で作った構造物が多く見られます。道路の歩道橋、鉄道の河川橋、各種タンク等々です。
この鋼材とは、鉄を主成分とし、それに0.02から2.14%の炭素を入れ、他に微量のマンガン、リンなどを含んだ、強度が強く、加工性に優れた材料です。
これらの鋼構造物を作ることを鋼構造物工事と言います。
鋼構造物工事にはどんなものがあるか
鉄骨工事
鉄骨とは建物などの柱や梁などの鋼製の部材を言い、この鉄骨によって一つの構造物を作るのが鉄骨工事です。
この工事は、始めに工場で主要な柱や梁あるいは筋交いなどを加工や溶接をし、次に現場でそれらを組み立てて所定の構造物にします。
橋梁(きょうりょう)工事
橋梁とは簡単に言えば橋のことで道路を横断する歩道橋など我々の周囲に多く見られます。
この橋梁を作るのが橋梁工事です。
鉄塔工事
鉄塔とは鋼材や鉄骨を使った塔のことで、送電用や照明塔などがあります。
これらの鉄塔を作ることを鉄塔工事と言います。
石油、ガス等の貯蔵用タンク設置工事
貯蔵用タンクは石油会社では石油タンクなど、ガス会社にはガス用タンクなどが見られます。
これらのタンクを作ることを貯蔵用タンク設置工事と言います。
屋外広告工事
屋外広告は電柱、店、ビルディング等々我々の周りに多く見られます。
このような広告物を制作し、設置することを屋外広告工事と言います。
閘門(こうもん)、水門等の門扉設置工事
水門とは河川などで水量を調節するもの、また閘門とは運河などで上下流に水面差があるときに二つの水門を設け、その間の水面を上下させるものです。
そして門扉とはそれらの水量調節や中間の水面を上下させるものを言います。
これらの門扉を制作し、現地に設置・取付けすることを門扉設置工事と言います。
鋼構造物工事に必要な技術
鋼構造物の種類によりその技術は異なりますが、一般的には次のような技術が必要です。
<工場では>
1.強度などの確認
材料の入荷時に、ミルシートによって成分値や引張強さなどの機械的性質の確認が必要です。
2.加工技術
ノギスや巻き尺などのよる寸法取り、その後ディスクグラインダーや高速カッターなどによる切断、切断時端部に出来る突起物・バリをディスクグラインダーなどで除去する研磨、ベンダーや曲げ加工機による曲げ、そしてドリルなどによる穴あけなどの加工技術が必要です。
3.溶接技術
鋼材を接続する時には溶接をすることが多く、この時被服アーク溶接やTig溶接などの技術が必要です。
4.検査技術
加工された部材の長さなどの寸法検査、溶接時に発生する割れやブローホールなどの溶接欠陥を調べる放射線透過検査などの技術が必要です。
5.重機の運転技術
鋼材は重く、また各種加工作業は最も作業のし易いところで行います、その移動に天井クレーンなどの運転技術が必要です。
<工事現場では>
1.足場組の技術
鋼構造物設置の作業現場は高所での作業が多く、このため足場が必要です。足場は支柱、足場板、階段などによって作られ、この足場を組み立てる人を足場鳶(とび)と呼んでいます。
2.鳶職の技術
高所で柱に梁を取付けたり斜め材を取付けたりする作業などに鳶職の技術が必要です。鉄骨作りの場合にはこれを鉄骨鳶と言うことがあります。
3.測定の技術
鋼構造物工事では柱は垂直に、梁を水平することが重要です。このためにトランジットやトータルステーションなどの測定器を使う技術が必要です。
4.クレーン運転などの技術
柱や梁などをトラッククレーンなどで釣上げ、所定の位置に移動します。この時トラック運転者、玉掛け者、それらの作業指示者が必要です。
鋼構造物工事の留意点
工事を行うには許可
鋼構造物工事を行う事業者は大臣もしくは都道府県知事の許可が必要です、二つ以上の都道府県に営業所がある場合は大臣の、一つの場合は知事の許可です。その業種は二つあり、元請で金額が4,000万円以上で受注した事業者は特定建設業者、それ以外は一般事業者となります。
(類似工事に注意)
1.鉄骨工事では
現場で鉄骨の組み立てのみを行う工事は鋼構造物工事ではなく、とび・土工・コンクリート工事とされ、そのうちの鉄骨組立て工事となります。
2.屋外広告工事では
現場で広告物の設置のみを行う工事は鋼構造物工事ではなく、とび・土工・コンクリート工事とされ、そのうちの屋外広告物設置工事となります。
(各種の資格や技能講習の受講などが必要)
1.事業者
足場や鉄骨の組立てなどの作業をする場合は足場の組立て等作業主任者や建築物等の鉄骨組立等作業主任者を選任することが必要です。
2.作業員は
クレーン運転士や移動式クレーン運転士などは免許が、玉掛けやフォークリフト運転などは技能講習の受講が、アーク溶接やグラインダーのといしの取替えなどは特別教育の受講が必要です。

工事発注から施工までの流れ
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