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九州での地熱発電について
火山の多い地域では地熱を活かした発電が有効です。
鹿児島での地熱発電工事については、有望な場所はたくさんありますが、九州電力で指宿市山川と霧島市大霧の2ヶ所と自家用発電所として霧島観光ホテルに設備がなされています。
これ以外には地熱発電所はありません。
地熱発電所が少ない理由は、地熱が期待される場所の多くが国定公園や国立公園に指定されている地域で、1972年に経済産業省と環境省との間で取り決めがなされ、以後の地熱発電所は新設することができなくなっていたのですが、2011年から見直すこととなり規制緩和がなされることになったのです。
もう一つの理由としては、温泉地の存在があります。
地熱発電の新設を提案しても、景観を損なうなどの意見や温泉旅館街として今後生活できるか等の問題も言われるのです。
また、温泉源の枯渇、湯量の低下、温泉の温度低下が取りだたされて話会いの余地がないのが現状だと思います。
ですから、温泉地が利用している源泉井(貯留層)以外の蒸気井・生産井を探し出し、新たにボーリングを行う必要がありますから、井戸の調査にも時間を要することになるのです。
地熱発電とその仕組みについて
蒸気を採取するには、通常1,000mから3,000m程度のボーリングが必要ですが、地下の構造と水分の温度や湯量によって井戸の深さは変わります。
温度が高ければ蒸気発電が可能ですが、低ければバイナリー発電と言う方法もありますから温度が低いからと言って諦める必要はないのです。
バイナリー発電とは、地下の温度や圧力が低い場合、蒸気が期待ではませんから、熱温水を利用するわけですが、アンモニアやペンタンそしてフロンなどと言った低沸点の熱媒体を熱温水で沸騰させてタービンを回し発電する方法となります。
少し温度の高いお湯で入浴するには湯温を下げる必要がある場合には、バイナリー方式を利用した温泉発電(温泉水温度差発電)を行うことができるのです。
ただし、発電能力としては小さいですが、比較的小規模な設備で発電が可能ですし、熱水を熱交換に利用するだけですから、既存の源泉に影響を与えることなく取付けることができます。何と言っても費用が安く済みますから経済的なことは確かです。
使用するタービンには背圧式と復水式がありますが、復水式タービンは、発電後蒸気を復水器で凝結させ水にする仕組みのもので、背圧式タービン場合、蒸気の量は2倍必要となりますが、温泉発電を行うのですから、汚染物質などの危険性がありませんので、大気に放出する方式で施工が可能となります。
鹿児島県での地熱発電について
鹿児島県の場合は、100カ所以上の温泉地があり、温泉の源泉数も2,700カ所以上と全国2位の県です。
中には指宿市山川に有る砂蒸し温泉では、各所(約500カ所)で地表近くまで温泉水が噴出していてボーリングをしても30m程度です。
通常噴出している温度は、50度から60度程度ですが、場所によっては100度程度の所もありますから、この様な場所の温度調節にバイナリー方式の発電所を設ければ一石二鳥だと思います。
その他余り有名ではない温泉地などもたくさんあり、源泉の管理をするのも大変な地域もあると思いますが、こう言った温泉地にも地熱発電を設置すれば売電収入も得られますし源泉の管理費用に充当することも可能かと思うのです。
当店では、この様な地域に有る温泉施設に明るい希望を持っていただけるよう様々な提案をする用意もあります。
地熱発電工事に関しては、源泉と周辺の地質調査を行い、予備的な源泉をボーリングにより造ると共にそこに地熱発電装置を取り付け温泉施設の電力として利用するとともに九州電力に売電が可能となるシステムに仕上げれば、温泉施設の維持管理に貢献できると思うのですが、如何でしょうか。
これは、経済産業省資源エネルギー庁の地熱発電開発費補助事業として助成金制度も利用することが可能となります。
民間事業者が行う地熱資源開発
民間事業者が行う地熱資源開発については、地熱資源量の把握や地下構造を明らかにするための初期段階調査から地熱発電所の建設及び操業に至るまでのリスクを軽減させるため独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が財務的支援を行って戴ける仕組みもできているのです。
さらに、金融機関で借入をされる場合でも借入金の80%を上限に債務保証をして頂けます。
主な内容は、地質構造調査には助成金が拠出され、資源量の評価時には出資金が当てられ、地熱発電所建設時には上記で述べた債務保証制度があるのです。
提出する書類は調査資料等を含めたくさんありますが、これらの書類に対し当店は全面的に協力いたしますので、ご安心ください。
鹿児島での地熱発電工事はお任せ
弊社は、地元地権者の方や温泉旅館組合等を運営されている利用者の方々全てに対し、計画段階での説明や調査段階での説明など分り易く説明をさせて頂き、ご納得いただける状況下で地熱発電工事に着手し、完成後も地域の皆様方に喜んでいただけるよう努力いたしますので、当店にお任せ下さいませ。

工事発注から施工までの流れ
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